常照寺の春夏秋冬・紅葉と桜が美しい艶やかなお寺

2018.11.08

本阿弥光悦が徳川家康から拝領した京洛北の鷹峯。
本阿弥光悦はこの鷹峯の地に芸術村‘光悦村’を作ります。
鷹峯の紅葉が美しい常照寺はその芸術村の一部だったと言われています。

常照寺の春夏秋冬・紅葉と桜が美しい艶やかなお寺を紹介します。

常照寺の歴史

常照寺は1616年、本阿弥光悦の養子光瑳によって創建されます。
宗派は本阿弥家が熱心な日蓮宗だったこともあり日蓮宗です。

1615年に本阿弥光悦は徳川家康から鷹峯の地を拝領しています。
その後すぐに計画して建立したのでしょうか。

常照寺の東側は鷹峯ではなくて大宮という地名になります。
もしかすると常照寺は光悦村の東端だったかもしれないと思いました。

 

 

常照寺は艶やかな歴史のある寺院

常照寺は江戸初期の花魁吉野大夫の寄進門があります。
1628年に吉野太夫によって寄進されています。

 

吉野太夫は江戸初期、島原で一世を風靡した花魁です。
島原は現在の西本願寺の西側に広がる花街です。

 

常照寺の日乾上人に帰依していた吉野太夫。
吉野太夫の寄進した門は綺麗な朱色の門ですね。

常照寺の吉野太夫寄進の門。
吉野太夫23歳の時の寄進だとか。

ちなみに吉野太夫は何人か存在したそうです。
しかし、2代目の吉野太夫以外は詳細がわからないようです。
常照寺にお墓がある吉野太夫は2代目です。
常照寺に帰依していたこともあり記録に残ったのでしょう。

常照寺では、4月第2土曜日に吉野太夫花供養が行われています。
吉野太夫花供養では島原の太夫による献茶や野点が行われます。
私の知人が席を担当する時は参加しています。
この時期の常照寺は桜が綺麗なときがあります。
最近は季節が読みにくくなっています。
それでも、常照寺の綺麗な桜は吉野太夫を偲んでいるように感じます。

 

 

常照寺の春夏秋冬・紅葉と桜が美しい艶やかなお寺を紹介しました。

 


お散歩スポットのご紹介

常照寺

京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町

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